【FX用語の基礎知識】ボラティリティとは?

FX基礎知識

FXをこれから始めようとして、チャートを見た時に、それぞれの通貨ペアごとに値動きについて違いがあることを誰もが気づくかと思います。

FXにおいて、取引通貨ペアがメジャー通貨かマイナー通貨か、またどこの国の通貨かによって、変動幅が大きく違います。

その変動幅のことをボラティリティ(価格変動)といいます。

今回は、そのボラティリティについて解説していきます。

外国為替取引(FX)における価格変動(ボラティリティ)

外国為替(FX)投資を行う際、市場の価格変動の激しさを示す指標であるボラティリティに注目することは非常に重要です。

ボラティリティという言葉は特定の通貨ペアの価格が時間の経過とともにどれだけ変動するかを表す尺度であり、この数値が高いほど価格変動が大きくなります。

この現象は、為替市場での取引戦略を練る上で、投資家が監視し続けなければならない重要なファクターの一つです。

為替市場のボラティリティは、通貨ペアごとに異なります。

例えば、メジャー通貨ペアである米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)は、比較的安定した動きを見せることが多いですが、新興国通貨やエキゾチック通貨ペアは、政治的な不安定さや経済情勢の変化によって、ボラティリティが高まりやすい傾向にあります。

また、ボラティリティには時間帯の影響も大きく、特に各国の金融市場が活発に動いている時間帯、例えばニューヨーク市場が開いている時間帯やロンドン市場が開いている時間帯では、市場の流動性が高くなるため、価格変動が激しくなります。

また、経済指標の発表や政治的なイベントがある日は、事前に市場が反応し、ボラティリティが増加することが予想されます。

ボラティリティを分析するために利用される指標の中には、平均真値範囲(ATR: Average True Range)やボラティリティ指数(VIX: Volatility Index)のようなものがあります。

これらの指標を用いることによって、投資家は過去の市場データに基づいて将来の市場の動きを予測しやすくなります。

FXの世界で重要なキーワード「ボラティリティ」と効果的活用方法

出典:https://www.sevendata.co.jp/shihyou/jukyuu/volla.html

外国為替取引、通称FXを始めたばかりの方々にとって、専門用語はちょっと難しい障壁となる場合があります。

その一つとして、「ボラティリティ」という言葉があります。

この言葉がどんな意味を持ち、またどのようにして我々の取引の戦略に取り入れていくべきなのかは、初心者にとってはまさに謎に包まれたトピックかもしれません。

ここではボラティリティの基本と、それをどのように取引に役立てるかについて詳しくご案内します。

ボラティリティを理解し、上手く使えるようになると、取引をより有利に進めることが可能になるかもしれないのです。

まずは、ボラティリティの定義やそれが持つ特性から掘り下げていきましょう。

ボラティリティというのは、FXにおいては為替レートの変動の幅を表す指標であり、時には親しみを込めて「ボラ」と呼ばれることもあります。

市場が大きく動いている状況を「ボラティリティが高い」と言い、逆に動きが非常に少ない状態を「ボラティリティが低い」と表現するのが普通です。

FX取引では為替レートが大幅に動くことによって大きな利益を得られる機会が増えるわけですが、同時に想定外の方向への価格変動によって損失を被るリスクもあるため、ボラティリティの高さが常にプラスに働くわけではありません。

そして、FX市場におけるボラティリティが高い通貨ペアの特徴には、それぞれの通貨ペアの流動性が大きく関与しています。

一般に流動性とは、その通貨をどれだけスムーズに売買できるかという売買のしやすさを指します。

流動性が低ければ取引は成立しにくくなりますし、高ければすぐに取引が行えるようになります。

例えば、米ドル(USD)や日本円(JPY)などの主要通貨は世界中で活発に取引されており、流動性が非常に高いです。

一方で、トルコリラ(TRY)や南アフリカランド(ZAR)などの通貨は、市場の参加者が少ないため流動性が低く設定されています。

これは売買のタイミングにおいて相手が少ないことを意味し、その結果として実際の市場価格からかけ離れた価格で取引を強いられることがあり、それが高いボラティリティに繋がるのです。


ボラティリティが低い通貨については、大きな変動が起きにくい分、初心者に向いていると言えるでしょう。

特に日本人には最も馴染み深いドル/円の通貨ペアについては、もっともボラティリティが低い部類の通貨ペアになるため初心者向けと言えます。

ボラティリティが高い通貨は大きく儲けられる可能性がありますが、逆に損失も大きくなるハイリスク・ハイリターンなトレードとなるので上級者向けと言えます。

ボラティリティが高い通貨ペアにおいては、スプレッドも大きく設定されているので、初心者には手を出しにくいと言えますし、また手を出すべきではないでしょう。

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