【FX用語の基礎知識】初心者にオススメの通貨ペア

FX基礎知識

こちらの記事について、通貨ペアの選び方については概要を書かせていただきました。

しかし、具体的にどの通貨ペアがオススメなのかというのは、初めてFXをする人にはやはりイメージがつきにくいのではないでしょうか。

もちろん、自分で投資経験を積み、最終的に自身が得意な通貨ペアを探し出すのが理想ですが、今回は初めてのFXにおいてやりやすい通貨ペアをいくつか紹介していきます。

米ドル/円

出典:https://min-fx.jp/start/aboutyen/

毎日の一般ニュースでもお馴染み、ドルと円の通貨ペアです。

日本とアメリカの情報は経済サイト・ニュースなどで入手が容易であり、値動きも程よいボラティリティがあるため、初心者におすすめの通貨ペアです。

取引量も多く、アジア時間だけでなく欧州・米国時間にも活発に売買されているので、好きな時間帯で取引が行えます。

この通貨ペアは、安定感と取引のしやすさを兼ね備えており、FX初心者にとって最適な選択肢です。

ただ、取引が活発ではない時間帯には値動きが停滞することが多く、場合によっては1分の間にピクリとも相場が動かないことも有り、大きく儲けたいと考える人には不向きなところはあります。

もちろん、あくまで全体的な傾向がそうであるということで、時として大きな動きや突発的な動きを見せることもありますが、それはどの通貨ペアにも言えることなので、いずれにしても適切なリスク管理は必要です。

ユーロ/米ドル

出典:https://min-fx.jp/start/aboutusdjpy/

ユーロ/米ドルは、取引金額が多く、非対円取引では国内の業界では1番の取引金額を誇ります。(引用図は2019年データですが近年でも大きく変わってはいないはず)

活発な取引がされているため、市場の流動性が高いことが特徴です。

日中のアジア時間帯においては、相対的に緩やかな値動きが見られますが、欧州時間にかけて値動きが活発になります。

欧州の経済や金融政策の発表によって、相場が大きく変動することが多くなります。

特筆すべきは、ユーロ/米ドルがトレンドを形成すると、それが持続傾向にあることです。

アップトレンドやダウントレンドが発生した場合、しばらくの間はその傾向が続くことが多いです。

このため、トレンドフォロワーやスイングトレーダーにとっては魅力的な通貨ペアです。

さらに、ユーロ圏と米国の経済動向や金融政策に敏感な方には、ユーロ/米ドルは特におすすめです。

特に、欧州中央銀行(ECB)やアメリカ連邦準備制度(FRB)の発表を注視することで、相場の動向を予測しやすくなるでしょう。

ユーロ/米ドルは、ボラティリティも比較的落ち着いた水準で推移する傾向があります。

したがって、スキャルピング手法を用いるトレーダーや、リスクを抑えたい投資家にも向いている通貨ペアです。

ユーロ/円

ユーロ/円は、クロス通貨の中でもおすすめの通貨ペアです。

この通貨ペアは、比較的トレンドが出やすく、変則的な動きが少ない特徴があります。

そのためドル/円と同じく、取引のしやすさが評価されています。

また、取引金額も多いため、スプレッド(売値と買値の差)が狭いのも魅力です。

しかし、その一方で、ボラティリティ(価格変動の幅)はやや低い傾向があります。

特に、米ドル/円以外で円が含まれている通貨ペアを探している方にとって、ユーロ/円は非常におすすめです。

ユーロは世界的な通貨であり、経済的な要因や政治的な出来事による相場の変動が起きやすいですが、円との関係ではその変動が比較的予測しやすいです。

そのため、トレードの安定感を求める方にとっては、ユーロ/円は非常に心強い選択肢となります。

また、ユーロ/円は時差の問題も少ないため、海外の時間帯のトレードにも適しています。

例えば、欧州市場やアジア市場のトレンドに追従するために、夜間トレードを行いたいという方にも、ユーロ/円はおすすめの通貨ペアです。


3つほど、初心者オススメの通貨ペアをご紹介しました。

いずれも、日本で情報を仕入れやすく、またボラティリティが比較的小さいことから、これからFXを始めたい、ただ損失が大きくなると怖い、と考える人には良い通貨ペアと言えます。

また、我々は日本人ですので、今回紹介した以外で選ぶ場合は、最初はやはり日本国内で普段使われている円を含むペアを選ぶのが最初は良いのかなと思います。

ただ、紹介したものだけではなく、FXそのものに言えることですが、経済のことは誰も予測がつかず、また突発的に起こる様々な経済リスク(自然災害・戦争etc…)によって、大きな値動きが起こるのはどの通貨ペアであろうと起こりうることです。

余剰資金での運用、適切なリスク管理によってFXに参加するべきなのは肝に銘じておくべきでしょう。

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