こんにちは!FX初心者の皆さん、今日は「時間を制する者がFXを制す」という言葉を胸に、FXの取引時間について徹底的に解説していきますね!
「FXって24時間取引できるって聞いたけど、実際どの時間に取引すればいいの?」
「平日は仕事があるから夜しか時間がないんだけど、稼げるの?」
「東京時間、ロンドン時間って何?全然分からない…」
こんな疑問を持っている方、とても多いんです。実は私も最初はそうでした。でも安心してください!この記事を読み終わる頃には、FXの取引時間の仕組みを完全理解し、あなたのライフスタイルに合った最適な取引時間が見つかりますよ。
FXが24時間取引できる秘密とは?株式投資との決定的な違い
まず、なぜFXが24時間取引できるのか、その仕組みから理解しましょう。
世界中の市場が順番にバトンを渡す仕組み
FXは世界の主要都市で為替市場が開いているため取引が可能となっており、常に世界のいずれかの市場がオープンしているため、月曜日から金曜日であれば原則24時間取引が可能で、取引時間の自由度が非常に高いのが特徴です。
想像してみてください。地球は丸いので、日本が夜の時間でも、地球の裏側のアメリカでは昼間なんです。そして、世界中の金融機関が時差を利用して、まるでリレーのバトンを渡すように取引を続けているんですね。
具体的には、ウェリントン市場(ニュージーランド)が最も早く、続いてシドニー、東京、ロンドン、ニューヨーク市場が開場していきます。この順番で世界の市場が開いていくので、日本が深夜でも、ロンドンやニューヨークでは活発に取引が行われているんです。
株式投資との決定的な違い
一方で、株式投資を考えてみましょう。日本の株式市場である東京証券取引所では、取引可能な時間帯が午前と午後でそれぞれ決められています。午前の部にあたる「前場」は平日9時〜11時30分、午後の部にあたる「後場」は平日12時30分〜15時30分までとなっており、取引可能な時間帯は1日の間で5.5時間しかありません。
つまり、株式投資は1日たったの5.5時間しか取引できないのに対し、FXはほぼ24時間取引可能!これが、忙しいサラリーマンや主婦の方にFXが人気の理由なんです。
【重要】サマータイムを理解しないと大損する可能性も
FXを始める前に絶対に理解しておかなければならないのが「サマータイム」の概念です。これを知らないと、大事な取引チャンスを逃したり、思わぬ損失を被る可能性があります。
サマータイムとは何か?
サマータイム制度とは、太陽の出ている時間帯を有効に活用するために欧米を中心に導入されている制度です。サマータイムでは、標準時間よりも時刻が1時間早く進められるので、取引時間や経済指標の発表時間なども1時間早くなります。
いつサマータイムに切り替わるの?
FX取引の夏時間は3月第2日曜日(米国時間)から、冬時間は11月第1日曜日(米国時間)からとなります。
つまり、年間でこんなスケジュールになります:
– 夏時間(サマータイム):3月第2日曜日〜11月第1日曜日
– 冬時間(標準時間):11月第1日曜日〜翌年3月第2日曜日
具体的にどう変わるの?
例として、SBI FXトレードの取引時間を見てみましょう:
SBI FX取引時間 【夏時間】日本時間 月曜日AM7:00~土曜日AM5:30 【冬時間】日本時間 月曜日AM7:00~土曜日AM6:30
このように、夏時間は取引終了時間が1時間早くなります。これは非常に重要なポイントで、「あれ?いつもより早く取引が終わった?」なんてことがないよう、切り替わりのタイミングは必ずチェックしておきましょう。
世界三大市場の完全攻略法:東京・ロンドン・ニューヨーク時間
FXの世界には「世界三大市場」と呼ばれる重要な市場があります。それぞれの特徴を理解することで、あなたの取引戦略が劇的に向上しますよ!
東京時間(8:00〜17:00):安定志向のあなたにピッタリ
東京市場は一般的に日本時間の8時から17時までを指すことが多く、主に日本、中国、オーストラリア、シンガポールなどの市場参加者が取引を行う時間帯です。
東京時間の特徴
1. 値動きが比較的穏やか:欧米市場に比べて参加者が少ないため、急激な変動は少なめ
2. 円が関わる通貨ペアが活発:USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYなどが中心
3. 仲値の影響:9時55分に発表される仲値に向けて動きが出ることがある
東京時間で狙うべきポイント
仲値とは、銀行などの金融機関が顧客と外国為替取引を行う際に基準として使用されるレートのことです!毎営業日、日本時間の9時55分に決まっており、仲値発表に向けてドルが上がりやすい傾向があります。特に、「仲値(なかね)」が発表される9時55分前後は、値動きが活発になる傾向があります。
さらに重要なのが「ゴトウ日」です。特に「ゴトウ日」と呼ばれる5日、10日、15日、20日、25日、30日は、海外の取引先にドルで支払いを行う日本企業が多く、海外への支払いのためにドルが多く買われやすい傾向です。
ロンドン時間(16:00〜翌2:00):ダイナミックな値動きを狙える
ロンドン市場は世界最大の外国為替市場(※)で、世界全体の4割近くの取引量を占めています。ロンドン市場の開く17時からは市場参加者も増加し、一気に値動きが出てきます。
ロンドン時間の特徴
1. 世界最大の取引量:全世界の約40%の取引がここで行われる
2. ユーロ、ポンドが活発:EUR/USD、GBP/USD、EUR/GBPなどが中心
3. トレンドが発生しやすい:東京時間とは全く違う動きになることも
ロンドン時間の注意点
19時頃になるとヨーロッパ勢は昼休みに入るため、値動きは一旦落ち着く傾向にあります。この時間帯は「ヨーロピアンランチタイム」と呼ばれ、一時的に動きが鈍くなるので覚えておきましょう。
ニューヨーク時間(21:00〜翌6:00):1日のクライマックス
ニューヨーク市場は日本時間の21時~早朝6時(冬時間は22時~早朝7時)を指し、アメリカ勢が中心となって取引を行います。ロンドン市場とニューヨーク市場の取引時間が重なる、日本時間の21時頃から翌2時頃は、世界中のトレーダーが参加し、取引量が最も多くなるため、値動きが大きくなる傾向があります。
ニューヨーク時間の特徴
1. 1日で最も取引が活発:ロンドンとの重複時間帯が特に熱い
2. 米ドル関連が中心:USD/JPY、EUR/USD、GBP/USDなど
3. 重要指標の発表が多い:雇用統計、FOMC、GDP発表など
初心者が勝てる3つの黄金時間帯
長年FXをやってきた経験から、初心者の方に特におすすめしたい「黄金時間帯」を3つご紹介します。
黄金時間帯1:朝の仲値タイム(9:00〜10:00)
8時~10時は東京市場オープン後の2時間であり、日本・中国・豪州・シンガポールなどの投資家が取引に参加し始めます。特に、「仲値(なかね)」が発表される9時55分前後は、値動きが活発になる傾向があります。
なぜ初心者におすすめ?
– 値動きが予測しやすい
– 短時間で結果が出る
– 朝の時間を有効活用できる
具体的な戦略
1. 9時頃からUSD/JPYのチャートを確認
2. ゴトウ日は特に注意深く観察
3. 9時55分の仲値発表までの動きを狙う
黄金時間帯2:欧州勢参入タイム(16:00〜19:00)
ロンドン外国為替市場がオープンしたばかりの16時頃〜18時頃などです。特に、21時頃〜23時頃はニューヨーク外国為替市場がオープンしたばかりで、ロンドン外国為替市場も開いている時間帯であるため、取引が特に活発になりやすいといえます。
なぜ初心者におすすめ?
– 東京時間の流れが変わるタイミングで分かりやすい
– トレンドが発生しやすい
– 夕方の時間で取り組みやすい
黄金時間帯3:ゴールデンタイム(21:00〜24:00)
ロンドン市場とニューヨーク市場の取引時間が重なる、日本時間の21時頃から翌2時頃は、世界中のトレーダーが参加し、取引量が最も多くなるため、値動きが大きくなる傾向があります。世界でも取引量の多いロンドン市場とニューヨーク市場の時間が重なる21時〜深夜2時頃は、最も取引が活発になり、トレンドの発生しやすい重要な時間帯です。
なぜ初心者におすすめ?
– 1日で最も流動性が高い
– 明確なトレンドが出やすい
– 仕事終わりの時間帯で参加しやすい
避けるべき危険な時間帯とその理由
FXで成功するためには、「いつ取引するか」と同じくらい「いつ取引しないか」も重要です。
危険時間帯1:早朝の薄商い時間(3:00〜8:00)
ニューヨーク市場がクローズしてから東京市場がオープンするまでの午前3時から午前9時にかけての時間帯は、活発に取引する大口がいなくなる時間帯であるので、この時間帯の取引は避けましょう。
なぜ危険?
– 取引量が極端に少ない
– スプレッドが広がりやすい
– 急激な価格変動が起こりやすい
危険時間帯2:重要経済指標発表時
ニューヨーク市場では高い頻度で米国の重要な経済指標が発表されます。特に毎月第一金曜日(原則)に発表される米雇用統計はその後の相場の流れを決める重要な経済指標の一つとして注目されます。
なぜ危険?
– 予想と結果の乖離で大きく動く
– 方向性が読めない
– 短時間で大きな損失を被る可能性
危険時間帯3:金曜日の深夜・週末明け
FXの取引ができない土曜日や日曜日に為替レートが変動して大きな損失を出すことを避けるため、金曜日は多くの投資家が決済を行います。
なぜ危険?
– 週末リスクを避けた決済が集中
– 流動性が急激に低下
– 予期しない価格変動が起こりやすい
特別なイベント時間を狙った必勝パターン
上級者になると、特別なイベント時間を狙った戦略を使います。初心者の方も理解しておくと、将来的に大きなアドバンテージになりますよ。
ロンドンフィキシング(午前1:00)
また、日本時間の午前1時(サマータイム時は24時)は顧客向けの為替基準レートが公表される時間(ロンドンフィキシング)であり、取引が活発になる傾向があります。
この時間帯は、金の取引価格決定に合わせて大量の取引が集中するため、相場が大きく動くことがあります。
ニューヨークオプションカット(24:00)
ニューヨークオプションカットとは、ニューヨーク市場での通貨オプション取引の権利行使をする期限時刻を指し、具体的な時間は、ニューヨーク時間の10時、日本時間では24時(サマータイム時は23時)に設定されています。この時間帯はオプション行使に伴う売買が活発になるため、通常時よりも為替相場の変動が大きくなる傾向にあります。
ライフスタイル別:あなたに最適な取引時間の見つけ方
FXの素晴らしいところは、あなたのライフスタイルに合わせて取引時間を選べることです。
サラリーマンの方におすすめ
朝活派
– 出勤前の7:00〜8:30
– 東京市場オープン直後の動きを狙う
– 短時間で完結
夜型派
– 帰宅後の21:00〜24:00
– ニューヨーク時間の活発な動きを狙う
– じっくり分析して取引
主婦の方におすすめ
午前中
– 家事の合間の9:00〜12:00
– 東京時間の安定した動きでリスク管理
– ゆっくりと学習しながら
午後
– 夕食準備前の16:00〜18:00
– ロンドン市場オープンの動きを狙う
– 短時間集中型
学生・フリーターの方におすすめ
昼間の時間を活用
– 東京時間からロンドン時間まで幅広く
– しっかりと学習時間も確保
– 複数の時間帯で経験を積む
実際の取引で使える時間管理テクニック
理論だけでなく、実際の取引で使える具体的なテクニックをお教えします。
経済指標カレンダーの活用法
なお、経済指標が発表されるタイミングは、多くの場合FX会社の公式サイトで確認可能です。GMOクリック証券では「経済カレンダー」から、国名や重要度で絞って経済指標の発表時間を調べられます。
具体的な活用方法
1. 週の初めに重要指標をチェック
2. 高インパクト指標の30分前後は取引を控える
3. 中程度の指標は慎重に取引
時間帯別戦略の使い分け
東京時間戦略
– レンジ相場での逆張り
– 仲値狙いのトレンドフォロー
– 安全重視の小利確
ロンドン時間戦略
– ブレイクアウト狙い
– トレンド転換点の見極め
– やや積極的な利確目標
ニューヨーク時間戦略
– 強いトレンドフォロー
– 大きな値幅での利確
– リスク管理を徹底
まとめ:時間を味方につけてFXで成功しよう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!FXの取引時間について、かなり詳しく理解していただけたのではないでしょうか。
重要なポイントをまとめると
1. FXは24時間取引可能だが、時間帯によって特徴が大きく異なる
2. サマータイムの切り替わりは必ずチェックする
3. 東京・ロンドン・ニューヨークそれぞれの市場特性を理解する
4. 初心者は黄金時間帯から始めて経験を積む
5. 危険な時間帯は避けて、安全にトレードする
6. あなたのライフスタイルに合った時間を見つける
FXで成功するためには、正しい知識と継続的な学習が不可欠です。今回学んだ時間の概念を基礎として、少しずつ経験を積んでいってくださいね。
最初は小さな金額から始めて、市場の動きを肌で感じることが大切です。そして何より、無理をしない範囲で続けることが一番重要です。
あなたのFXライフが充実したものになることを心から願っています。一緒に頑張りましょう!
次回予告
次回は「FX会社の選び方完全ガイド」をお届けします。初心者の方が迷いがちな口座選びのポイントを、実際の体験談を交えながら詳しく解説しますので、お楽しみに!
何か質問や分からないことがあれば、いつでもコメント欄で教えてくださいね。一緒にFXの世界を楽しく学んでいきましょう!
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